2013年07月12日

(33) 嵐が丘 その2 旦那とその両親




















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かるびは、旦那のことをどう思っているのか。
愛してるのか、別れたいのか。





かるび
「もう、何回も言うたんやけどな。がんばって職を探したら?って」




「一度もないの?…就職したこと」



かるび
「いや、結婚前は喫茶店のウェイターやっとった。
うちはその近くの本屋に勤めてた。それで知り合ったんよ」



パンチ
「…運命の分かれ道か…」



かるび
「それがな…。うちは当時、つきあってた人がいて…。
元カレってことになるけど。

…その元カレと旦那が、うちのことで取り合いになって。

元カレはボコボコにされたんな




「うわ…」

正直、ヤンキー漫画とかでしか聞いたことのない話で、

少しゾッとした。世の中は、本当にいろんな人がいるもんだな…。




かるび
「うちはまだ元カレと別れるつもりはなかったんやけど…。
そのあと、強引につきあうことになって…。
うちもまだ若かったし、やっぱり怖かったんな。

そしたら、ある日突然、うちの実家に上がり込んできてな、
うちの親に『結婚させてください』って。
うち、突然のことで、目がまんまるやった。」



パンチ
「旦那、スゴイな。略奪した上に、即、結婚申し込みかよ。
ある意味、ワイルド。男らしい」




かるび
「…でもな、正直、イヤやったんよ。さっきも言うたけど怖かったし。
んで、うちの親もきっと止めてくれると思ったんな…

ところが、うちの親はあっさり、「ああ、こんなんでええの?」

って、あっさり認めやがった(笑)
…うち、腹が立って…
まあ、それ以来、うちは親を信用しとらんのや。
たぶん、うちが嫁いだら、生活費が浮く、くらいにしか思わなかったんやろ」




「そんな話…。少なくとも俺の周りでは聞いたことがない…」



かるび
「あはは、君は少なくとも、そういう世界の人間ではない、っていうのは、
話をしてきて、ようわかっとったよ。
やけん、君の前では、旦那の話はしたくなかった。
楽しい話がしたかったんや」




かるび…、

気遣ってくれてたのか? 

嬉しさと同時に、

また俺の心の中で、かるびを助けたい

という気持ちが湧き上がってくる。




かるび
「旦那は、結婚したあと、突然、ウェイターやめたんや。
理由は、うちもよくわからん。
たぶんやけど、会社ん中でケンカしたっぽい。

でもまあ、
すぐに再就職すると思ったんやけど…。
だって、新婚やで?

お腹に赤ちゃん出来てからも、
ダメやった。
「仕事、どうなん?」
って、聞くと、
『今、探しとるとこやないか!』って、怒るんや」







「生活は…? 苦しかったろうに…」



かるび
「ああ…。まあ、節約とかはしたよ。
でもな…。あんまり、人を悪く言いたくないんやけどな…、

うちが、旦那のとこに帰りたくない、もう一つの理由がある。

旦那の両親や。

あの二人は、うちと違って、ようしゃべる…。口が立つんやな。
特に、お母さんの方。
旦那と一緒で(笑) 強引なんよ。
丸亀市じゃ、ちょっとした有名人やったで(笑)?
ちょっとしたことで、すぐ、お店とかに電話する。
まあ、クレーマー、やな。
うち、一緒にスーパーに買い物に行って、
お母さんが、お店で怒鳴り散らしてる横で、めっちゃ恥ずかしかったわw」




クレーマー

その言葉には、反応せざるを得なかった。

自分が今まで、応対してきた、歴代のクレーマーたちの顔が浮かんだ。





かるび
「うちが行っているパートの、会社の人が、
「よう、あそこんとこに嫁に行ったな。ご愁傷様やな」
って、言ってたくらいやで(笑)

その両親がな、
旦那に甘いんよ。
旦那を溺愛しとる。
旦那が働かなくっても、何も言わん。

やから、旦那とうちが、就職のことでケンカになって、
取っ組み合いになって、
旦那がうちに暴力振るっても、何にも言わん。
止めに入りにも来ん。
横で、見ないフリしとるんやで〜。



両親ともな、未だに現役で仕事しとる。
だから、生活もひどく苦しいってわけではない。
それはそれで、ありがたいことかもしれんけど…。



そんで、一時期やけど、
両親が、アパートを所有してた時期があってな。

まあ、さすがに息子をブラブラさせておくのもマズいと思ったのか、
旦那に、そのアパートの管理人をやらせたんや。
…結局、それすら、まともに出来んかったけどな、旦那(笑)」




パンチ
「なんか、スゲーな。人生いろいろ…男もいろいろ…か」




かるび
「ぶw チヨコやんw
そうやでーw 
うちも、こう見えて結構苦労したんやで〜。

なあんて、世の中、もっと大変なひとはおると思うんやけどな。

ああ、うちも、こんなに人にしゃべったことない。

今日はビールが進みそうやなw

いつも、
『自分さえ我慢してればいい』って思っとったからなあ」




かるび、かわいそうに…。

誰も味方のいない所に10年以上も…。

なんとかしてあげたい、助けてあげたい。




かるび
「結局、そういう環境に甘えて、旦那は働かなかった。
子供が出来てからも。
そんでな、さらに追い打ちがあるんやけどな…。

旦那が病気にかかったんや。

なんやっけ…はい?『肺気胸』やったかな





「えっ!!!」



俺は思わず、大声を出した。




パンチ
「ど、どうした?」





『肺気胸』! 俺もその病気になったことがある!」




かるび
「うわっ、マジで?!…ほんま?! あれは…あれは、ひどい病気やんな。
まあ、知ってるんなら、話が早いわ」




肺気胸…。

あんな、わずらわしい病気は、俺も二度と味わいたくない。

旦那と俺、

意外な共通点があることを知った。

(その3へつづく)











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posted by みるしょう at 12:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 旦那との接触 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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